- 巣材を足して、ケージのまわりを静かにする(MSD)
- 出産後7日ほどは、母親と赤ちゃんに触らない・のぞきこまない(MSD)
- 巣を動かすような掃除はせず、餌と水は切らさない
- ハムスターを診てもらえる動物病院に電話で相談する(病院の探し方)
お迎えした子がお店で異性と同じケージにいた、2匹を一緒に飼っていた、という場合、思いがけず妊娠・出産することがあります。
母親が強いストレスを受けると、子育てをやめたり、赤ちゃんを食べてしまったりすることがあります(MSD)。まずは静かにして、触らないことがいちばん大切です。この記事は繁殖をすすめるものではなく、思いがけず妊娠・出産したときに、母子の安全を守るための手順をまとめたものです。
妊娠に気づいたら
妊娠期間は種類によって16〜22日ほどで、ゴールデンハムスターはふつう16〜17日です(MSD)。出産が近づくと、体が丸く見える、落ち着きがなくなる、陰部から出血することがある、と MSD は書いています。
母親が安心できるように、巣材や床材を多めに入れます(MSD)。
MSD は、出産前に動物病院で診てもらうことをすすめています。妊娠かどうかを家で決めずに、電話で相談してください。
母親に強いストレスをかけないことが大切です(MSD)。のぞきこんだり、何度も手を入れたりしないようにします。
妊娠を見分ける方法や、出産の日を家で正確に知る方法を示した資料は見つかりませんでした。体の変化に気づいたら、早めに病院へ相談してください。
生まれてから最初の1週間
生まれたばかりの赤ちゃんは毛がなく、目と耳は閉じています(MSD)。1回の出産で生まれるのは、ふつう6〜8匹です(MSD)。
- 出産後7日ほどは、母親と赤ちゃんに触らない。特に初めての出産のときは気をつける(MSD)
- 巣の中をのぞきこんだり、巣材を動かしたりしない
- 餌と新鮮な水は切らさない(水はいつでも必要:RSPCA)
出産後の掃除をいつからどのくらいしてよいかを示した資料は、見つかりませんでした。汚れが気になるときは、自分で判断せず病院に相談してください。
赤ちゃんを手で触ったり、母親から離して人が育てたりする方法は、この記事では扱いません。母親が子育てをしていない様子のときは、すぐ病院に電話してください。
生まれた子の育ち方と、分ける時期
| 生後 | 目安 |
|---|---|
| 7日ごろ | やさしく触り始められることが多い(MSD) |
| 21〜28日 | 離乳する(MSD) |
| 1か月ごろ | 赤ちゃんを病院で診てもらう(MSD) |
| 8週より前 | オスとメスを分ける(MSD) |
ブリストル大学の資料では、ゴールデンのメスは生後6〜10週で繁殖できるようになり、ロシアン系のドワーフは生後6〜7週とされています。分ける時期が遅れると、さらに妊娠することがあります。離乳したら早めに性別を確かめてもらい、分けてください。性別の見分け方は選び方の記事にありますが、子どもの性別は病院やお店で確かめてもらうと確実です。
その後は1匹ずつ別のケージで飼います。生まれた数だけケージと用品が必要になります(必要なもの・費用)。
生まれた子を飼えないとき
動物の飼い主には、みだりに増えて世話ができなくならないよう、繁殖に気をつける努力義務があります(動物愛護管理法 第7条第5項)。人が飼っているハムスターを捨てることは法律で禁止されていて、罰則もあります(同法 第44条第3項)。
自分で飼えない子は、責任をもって飼ってくれる人を探します。お迎えしたお店に相談できるかも聞いてみてください。外に放したり、置き去りにしたりはしません。
ぐりの場合

ぐりは1匹で飼っていました。妊娠・出産の記録はありません。この記事の内容は、ぐりの経験ではなく、MSD・ブリストル大学の資料と法律でまとめたものです。
よくある質問
- 赤ちゃんの様子を見たいのですが、のぞいてもいいですか?
-
出産後7日ほどは、母親と赤ちゃんをそっとしておきます(MSD)。母親が強いストレスを受けると、子育てをやめたり、赤ちゃんを食べたりすることがあります(MSD)。
- 母親が赤ちゃんを食べてしまいました。どうすればいいですか?
-
ストレスが原因になることがあると MSD は書いています。残っている赤ちゃんと母親のために、まず静かにして、病院に電話で相談してください。家で原因を決めつけないようにします。
- 妊娠中に回し車を使っていますが、外したほうがいいですか?
-
妊娠中の回し車の扱いを示した資料は見つかりませんでした。病院に相談するときに一緒に聞いてください。
- もう一度産ませたいのですが
-
はむれぽでは繁殖の方法は扱っていません。生まれる子の数(ふつう6〜8匹:MSD)だけ、ケージと世話と、最後まで飼う責任が増えます。
次に読む
- 1匹で飼う理由:ハムスターは2匹一緒に飼える?
- オスとメスの見分け方:ハムスターの選び方
- 相談する病院を探す:ハムスターを診てくれる病院の探し方
- 巣箱と巣材:ハムスターの巣箱の選び方
出典
- MSD獣医マニュアル(飼い主向け)「Breeding and Reproduction of Hamsters」(2026年11月2日確認、2026年9月改訂)
- ブリストル大学 獣医学部「Handling a Hamster」(2023年)(2026年11月2日確認)
- e-Gov 法令検索「動物の愛護及び管理に関する法律」第7条・第44条(2026年11月2日に現行の条文を確認)
- RSPCA「Hamster health and welfare」(水はいつでも必要。はむれぽの既存記事で2026年11月1日に確認)
