- 水のようなフンが出る、お尻のまわりの毛がぬれている、においが強い(数日で命にかかわることがある:Woodgreen)
- お尻から赤いものや、腸のようなものが出ている(すぐ受診が必要:MSD)
- フンが出ていない様子で、食べない・元気がない
ハムスターの病気の早いサインには、フンやおしっこの色・かたさ・におい・量の変化があります(MSD)。毎日の掃除のついでにフンを見ておくと、「いつもと違う」に気づきやすくなります。
自分のフンを食べるのは、ハムスターにもともとある行動です(MSD)。この記事では、ふだん見るところと、やわらかいとき・出ていないとき・色が違うときの目安をまとめます。
毎日見るところ
| 見るところ | いつもと比べること |
|---|---|
| 色 | いつもの色と違わないか |
| かたさ | やわらかい、水っぽくないか |
| におい | いつもより強くないか |
| 量 | 少ない・出ていない、または多すぎないか |
| お尻 | まわりの毛がぬれたり汚れたりしていないか |
色・かたさ・におい・量は、MSD が病気の早いサインとして挙げている項目です。お尻のまわりは、汚れやぬれがなく清潔なのがふつうです(Woodgreen)。
「1日に何粒ならふつう」という数は、確かめた資料には書かれていませんでした。数を覚えるより、自分のハムスターのいつものフンを知っておくほうが、変化に気づく手がかりになります。
フンは、ケージ掃除の頻度とやり方にある毎日の掃除のときに一緒に見ると続けやすくなります。白っぽい床材だとフンが見つけやすいので、床材を選ぶときの参考にしてください(ハムスターの床材の選び方)。
うんちを食べるのはふつう
ハムスターが自分のフンを食べるのを見ると驚きますが、ハムスターはもともとフンを食べる動物です(MSD)。やめさせる必要はありません。
食べるのは特別なやわらかいフンで、栄養をとり直すため、と説明する資料もあります。はむれぽが確かめた獣医向けの資料(MSD)に書かれていたのは、「もともとフンを食べる」というところまでです。
気にしたいのは、食べる行動よりも、フンそのものの変化と、食欲や元気が落ちていないかです。
やわらかい・水っぽいとき
水のようなフンや、お尻のまわりの毛のぬれは、「ウェットテイル」と呼ばれる下痢のサインです。元気がない・食べない・急にやせる、もあわせて見られます。Woodgreen は、数日で命にかかわることがあるので、疑ったらできるだけ早く病院へ、としています。
MSD は、移動・環境の変化・食べ物の急な変化などのストレスで、下痢が起こりやすくなるとしています。抗生物質で下痢になることもあるので、薬は獣医師が出したものだけを使います。
少しやわらかいだけのときの見方と、病院へ行くまでに家でできることは、ハムスターの下痢・軟便のときに家でできることにまとめています。
フンが少ない・出ていないとき
床材などを飲み込んで、腸がつまることがあります(MSD)。下痢でいきむうちに、腸の一部がお尻から出てくる「直腸脱」が起こることもあり、MSD はすぐの受診が必要としています。
人の便秘のように、お腹をマッサージしたり、食べ物で出そうとしたりする方法は、確かめた資料には書かれていませんでした。フンが減った・出ていないうえに、食べない・元気がないときは、家で様子を見ずに病院へ電話してください。
床材は、かじったり飲み込んだりしても危なくないかも選ぶポイントです。ゼリー入りのペットシーツは腸閉そくの原因になるので使わない、とする動物病院もあります(平成動物病院)。食べる量が落ちているときは、ハムスターが餌を食べないときも読んでください。
色がいつもと違うとき
フンの色の変化も、病気の早いサインの1つです(MSD)。ただ、「この色ならこの病気」と色ごとに判断できる資料は見つかりませんでした。
食べ物を変えたあとに色が変わったように見えても、自分で原因を決めずに、フンの写真を撮って病院で見せてください。赤いもの・血のようなものが見えるときは、すぐ病院に電話します。
病院に相談するときの手順
明るい場所で撮ります。いつものフンの写真があれば、並べて見せると比べやすくなります。
ハムスターを診てもらえるか、フンを持っていったほうがいいかを聞きます。MSD は、フンを調べて寄生虫や細菌がいないかを確かめられるとしています。持っていくときは、病院の指示に従います。
受診するか迷うときの目安は、ハムスターを病院へ連れていく目安にまとめています。
ぐりの場合

ぐりのフンに異常(下痢や量の変化など)があった記録は、このブログには残っていません。記録に残っているのは、毎日、白い床材の上のフンをピンセットで探して取り、1週間ごとに床材を全部入れ替えていたことです(ケージ掃除の頻度とやり方)。
写真から確かめられるのは、2021年に迎えたときは白い紙の床材を敷き、ハーモニートイレを置いていたことです。白い床材の上ではフンの粒がよく見えます(この記事の最初の写真)。トイレの置き方と、ぐりのトイレの写真はハムスターのトイレのしつけ方にあります。
よくある質問
- うんちを食べているところを見ました。やめさせたほうがいいですか?
-
やめさせなくて大丈夫です。ハムスターはもともと自分のフンを食べる動物です(MSD)。食欲や元気、フンの様子がいつもと変わらないかを見てください。
- トイレ以外の場所にもうんちをします
-
床材の上にフンがあるだけで、体調が悪いとは限りません。床材の上のフンは毎日の掃除で取り除きます(ケージ掃除の頻度とやり方)。トイレの場所を見直すときはトイレのしつけ方へ。
- 抱っこしたら、うんちをしました
-
抱っこのときにフンをする理由を説明した確かな資料は、見つかりませんでした。低い位置で、下から両手ですくう持ち方にすると、落とす心配が減ります(ハムスターの持ち方と手乗りの手順)。
- 少しやわらかいだけです。様子を見てもいいですか?
-
食欲・元気・お尻のぬれもあわせて見てください。どれかが当てはまる、またはやわらかいフンが続くときは、早めに病院へ電話で相談します。
次に読む
- おしっこの色や量も気になる:おしっこがいつもと違うとき
- ほかに毎日見るところ:ハムスターの健康チェック(毎日と体重を量る日の確認表)
- やわらかいときに家でできること:ハムスターの下痢・軟便
- 食べる量も落ちている:ハムスターが餌を食べないとき
- 受診するか迷う:ハムスターを病院へ連れていく目安
- フンが見つけやすい床材:ハムスターの床材の選び方
出典
- MSD獣医マニュアル(獣医向け)「Hamsters」(2026-11-01 確認)
- MSD獣医マニュアル(飼い主向け)「Disorders and Diseases of Hamsters」(2026-11-01 確認)
- Woodgreen「Your hamster’s health: what to look out for」(2026-11-01 確認)
- 平成動物病院「ハムスター」(2026-11-01 確認)
