ハムスターの住まいは、店で「ハムスター用ケージ」として売られているものでなくてもかまいません。PDSA は、もっと広い場所として大きなケージ・ガラスの水槽・手作りの囲いを挙げています。
大事なのは名前ではなく、床の広さ・床材の深さ・通気・脱走しにくさです。この記事では、水槽や衣装ケースなどを住まいにするときに確かめることを、資料ごとにまとめます。
- 水槽は、床材を深く入れられ、金網のすき間から逃げにくい(Blue Cross)
- 水槽でも、通気のために網のフタが要る。網のすき間は1cm未満(Blue Cross)
- 床面は100×50cm以上、高さ50cm(Blue Cross)。床材は20cm以上(Blue Cross)
- 木のケージは使わない。床は平らに、金網の床は避ける(RSPCA)
- 衣装ケースについての具体的な目安は、信頼できる資料では見つけられなかった
ぐりの場合


ぐりを迎えた2021年のケージは、GEX の「グラスハーモニー600プラス」です。水槽や衣装ケースを使った記録はありません。2022年の夏は、風通しをよくするために、側面が金網のピンクの多段ケージに移していました(夏の暑さ対策)。床面は幅58×奥行39.2cmで、今の目安の半分以下でした(グラスハーモニーの記事)。
住まいの種類ごとに確かめること
| 種類 | よい点 | 確かめること |
|---|---|---|
| ガラスの水槽 | 床材を深く入れられ、すき間から逃げにくい(Blue Cross) | 網のフタで通気を取る。重さと置き場所 |
| 大きなケージ | 広い(PDSA) | 床が平らか。すき間の幅。付属の回し車の大きさ |
| 衣装ケース・手作り | 広さを選びやすい(PDSA は手作りの囲いも挙げる) | 通気・かじられやすさ・フタの固定(具体的な目安は資料で見つからず) |
| 木のケージ | — | 使わない(RSPCA) |
| チューブでつなぐケージ | — | 避ける。通気が足りず、ゴールデン系には狭い(Blue Cross) |
どれにも共通する条件
| 項目 | 目安 | 出典 |
|---|---|---|
| 床面 | 100×50cm以上、高さ50cm | Blue Cross・PDSA |
| 床材の深さ | 20cm以上 | Blue Cross |
| 通気 | 水槽でも網のフタ | Blue Cross |
| すき間 | 網やすき間は1cm未満 | Blue Cross |
| 床 | 平らな床。金網の床は避ける | RSPCA |
| 高さの使い方 | 多段より1階建てで広く | PDSA |
RSPCA は、側面が金網のケージのほうが、側面がふさがったものよりよいとしています。一方 Blue Cross は、網のフタを付けた水槽を勧めています。どちらも、空気がこもらないことを大事にしています。
衣装ケースを使うときに気をつけたいこと
衣装ケースをハムスターの住まいにするときの、穴の数や大きさなどの具体的な目安は、信頼できる資料では見つけられませんでした。上の共通の条件に照らして考えます。
- 床面と深さ:中の床の寸法が100×50cmに近いか、床材を20cm以上入れられるか
- 通気:フタを網にするなど、空気がこもらないようにする(水槽の網のフタと同じ考え方)
- かじる:プラスチックはかじられることがある。ケージの樹脂部でも「かじる場合がある」と書かれている(GEX 取扱説明書)。ぐりもケージのすき間をかじっていた
- フタ:ハムスターは脱走が得意。しっかり閉まるフタとドアに(PDSA)

置き場所
どの住まいでも、すきま風・直射日光・暖房の熱が当たらない室内に置きます(Blue Cross)。PDSA は、テレビや洗濯機など音の出るものから離し、18〜21℃に保つよう書いています(適温)。
よくある質問
- 水槽は通気が悪くないですか?
-
Blue Cross は、水槽は床材を深く入れられて脱走しにくいので向いているとしたうえで、通気のために網のフタが必要だとしています。
- 衣装ケースで飼ってもいいですか?
-
具体的な目安は見つけられませんでした。床面・深さ・通気・脱走・かじられにくさを、この記事の共通の条件と比べて判断してください。
住まいが決まったら、中の置き方はケージのレイアウトへ。
次に読むなら
出典
- Blue Cross「Hamster care」
- PDSA「The ideal home for your hamster」
- RSPCA「Hamster environment」
- GEX「グラスハーモニー 450N・600N 取扱説明書」
確認日:2026年11月1日。ぐりの記録は2021〜2023年の記事と写真によります。
