- 臭腺のあたりから血や膿が出ている
- 腫れている、前より大きく・盛り上がってきた、片側だけ形が変わった
- しきりにかく・かじる、まわりの皮膚が赤い・ただれている
- あわせて元気・食欲が落ちている
臭腺(しゅうせん)は、どのハムスターにもある体の一部です。ゴールデンハムスター(キンクマを含む)は左右の脇腹に、ジャンガリアンなどのドワーフはお腹にあります(ブリストル大学)。
ゴールデンの臭腺は、毛の中に黒っぽい点のように見えることがあり、オスのほうが目立ちます(MSD)。いつもと同じ見た目なら、あわてなくて大丈夫です。
一方で、臭腺は化膿したり、腫瘍ができたりすることがある場所でもあります(MSD)。この記事では、場所と見え方、病院に相談したい変化をまとめます。
臭腺はどこにある?
| 種類 | 臭腺の場所と見え方 |
|---|---|
| ゴールデン | キンクマを含む。左右の脇腹に1つずつ。黒っぽい点のように見え、オスのほうが大きく、色も濃い(MSD・ブリストル大学) |
| ドワーフ | ジャンガリアンなど。お腹(ブリストル大学)。見え方は、確かめた資料に書かれていなかった |
ロボロフスキーの臭腺の場所は、確かめた資料には書かれていませんでした。
キンクマは、ゴールデンハムスターの毛色の呼び名です(キンクマとゴールデンハムスターの違い)。臭腺の場所や見え方は、ゴールデンと同じ欄を見てください。
臭腺は、なわばりのしるしをつけるのに使われ、繁殖のときの行動にも関わっています(MSD)。
ふつうの臭腺と、相談したい変化
| 見える様子 | どうする |
|---|---|
| 脇腹に黒っぽい点がある(ゴールデン) | ふつうに見られる(MSD)。いまの状態を写真で残しておく |
| 前より黒く・大きく・盛り上がってきた | 早めに病院へ。臭腺は黒色腫(メラノーマ)ができやすい場所の1つ(MSD) |
| 腫れている、膿や血が出ている | 早めに病院へ。オスの臭腺は化膿することがある(MSD) |
| 濡れて見える毛が薄い | ふつうかどうかは、確かめた資料では確認できなかった。いつもの写真と比べ、変わってきたら相談する |
| かく・かじる、皮膚が赤い | 病院へ。皮膚の病気のこともある(毛が抜けるときの記事) |
「濡れている」「毛が薄い」「黒い」は、検索でもよく調べられている様子です。はむれぽが確かめた獣医向けの資料(MSD)とブリストル大学の資料には、濡れて見えることや毛の薄さがふつうかどうかは書かれていませんでした。
見分ける手がかりは、いつもの見た目と比べることです。ゴールデンの臭腺は左右に1つずつあるので(MSD)、左右を見比べると変化に気づきやすくなります。
しこりとの違いは?
臭腺そのものが、しこりのように見えることがあります。特にドワーフはお腹に臭腺があるので、初めて見ると驚くかもしれません。
ただ、ジャンガリアンは腫瘍が多い種類で、その多くは皮膚にできると MSD は書いています。臭腺か、しこりかを家で見分けることはできません。初めて気づいたとき、前と比べて変わってきたときは、病院で見てもらってください。
臭腺以外の場所のしこり・できものは、ハムスターのしこり・できものにまとめています。
病院に相談するときの手順
明るい場所で、左右(ドワーフはお腹)を撮ります。前に撮った写真があれば、並べて見せると比べやすくなります。
臭腺を押したり、毛を抜いたり、人の塗り薬をぬったりしてよいかを示す資料は、確認できませんでした。家で処置をせずに、病院で聞いてください。
ぐりの場合

ぐりはメスのキンクマ(ゴールデン)でした。MSD によると、臭腺はオスのほうが目立ちます。
ぐりの臭腺を写した写真や、臭腺に変化があったという記録は、このブログには残っていません。この記事の「ふつう」と「相談したい変化」は、ぐりの経験ではなく、MSD とブリストル大学の資料でまとめたものです。
よくある質問
- メスにも臭腺はありますか?
-
あります。ゴールデンでは、オスのほうが臭腺が大きく、色も濃いとされています(MSD)。メスは目立ちにくいだけで、場所は同じ左右の脇腹です。
- ジャンガリアンのお腹にしこりのようなものがあります
-
ジャンガリアンなどのドワーフは、お腹に臭腺があります(ブリストル大学)。ただし、ジャンガリアンは皮膚の腫瘍も多い種類です(MSD)。家では見分けられないので、初めて気づいたときは病院で見てもらってください。
- 臭腺がくさいです
-
臭腺のにおいの強さの目安は、確かめた資料には書かれていませんでした。ケージのにおいの多くは、おしっこと汚れた床材から出ます(ハムスターのにおい対策)。掃除をしても急ににおいが強くなったときは、体調の変化として病院に相談します。
- 臭腺のまわりをなめたり、こすりつけたりしています
-
臭腺はなわばりのしるしをつけるのに使われます(MSD)。ただ、どのしぐさがしるしつけなのかを説明した資料は見つかりませんでした。かき続ける、皮膚が赤い・ただれているときは病院へ。
次に読む
- 臭腺以外のふくらみ:ハムスターのしこり・できもの
- 毛が抜ける・皮膚が赤い:ハムスターの毛が抜けるとき
- 体を確かめる習慣:ハムスターの健康チェック
- 受診するか迷う:ハムスターを病院へ連れていく目安
出典
- MSD獣医マニュアル(飼い主向け)「Description and Physical Characteristics of Hamsters」(2026年11月2日確認、2026年9月改訂)
- MSD獣医マニュアル(飼い主向け)「Disorders and Diseases of Hamsters」(2026年11月2日確認、2026年9月改訂)
- MSD獣医マニュアル(獣医向け)「Hamsters」(2026年11月2日確認)
- ブリストル大学 獣医学部「Handling a Hamster」(Hamster Fact File、2023年)(2026年11月2日確認)
